平凡なしあわせ

日常のありふれた毎日を綴ります

④不登校になった娘(過去の話)

 

いつの頃からか

次女が自分の部屋の扉を閉めるようになった

 

部屋の掃除をすると

見覚えのないキャラクターグッズがあちこちに

 

次女に聞くと

『友だちに誕プレもらったー』

 

うん、そーなのか…

と簡単に信じていた私

 

 

ある日

仕事の帰りに夫から私の携帯に電話が入る

 

「◯◯警察から電話があって◯◯(次女)が万引きして補導された!迎えに行ってほしい!」

 

 

目の前が真っ暗になった…

 

 

慌てて準備し

言われた派出所へ…

出てきた警察官に名前を告げると同時に2人の女子中学生が見えた…

 

娘と同級生

 

ずっと泣きっぱなしで娘とは話が出来ない

警察官に『も、申し訳ございません…』何度も

頭を下げる

 

 

警察官からどこの店で何を万引きして店員から警察に通報があったと説明された

初めての万引き、補導なので店側も代金を返してもらえば訴える事はしないとの説明

 

すぐさま娘を連れて店舗に行き

担当者に謝罪、謝罪、謝罪…返金…

 

身体中が震え上がり、

心臓が爆音を鳴らしていた…

 

 

こんな屈辱…

今まで味わったことがなかった

情けなかった…

人様の物を盗むなんて…

まさか、まさか次女が万引きするなんて思ってもいなかった…

 

その日の記憶は

それ以降どうやって娘を連れて家に帰ったかは覚えていない…

 

 

夫から次女に

どうして万引きなんかしたのか?と何か理由があるはずと優しく聞かれ

『友だちに誘われて…なんとなく…』

とか細い声で泣きながら答えていた

 

二度とこんな事はしない約束をしていた…

 

 

 

その日以降

私はまた何か悪い事するんじゃないか?という目、態度をしていた…

『あのキャラクターグッズ、もしかして万引き??』

と次女に対しての腹立たしさや、行動全てに疑心暗鬼になっていた

 

 

 

後々、以前に通っていた

カウンセラーに数年後、お世話になることになるが

 

 

 

【万引きや家出、問題行動をする子どもたちは

母親に注目、関心や意識してほしい現れです、子どもたち自身もワザとではなく、無意識でそういう行動をしてしまうんです】

 

 

と教えていただいた…

 

 

【母親は子どもにとって1番大事なんです】

 

 

【母と子の関係がうまく交差するようになれば必ず良くなります】

 

 

 

この言葉を、数年後教えていただき 

あの時の私の行動全てが、次女に心の闇を作り出していたんだ…と愕然となった…