平凡なしあわせ

日常のありふれた毎日を綴ります

⑦カウンセリング娘と共に

厳しさと優しさ

 

ある日のカウンセリングで

 

今の自分から、幼少期の自分を優しく呼んでみてください

 

これが簡単に出来ませんでした

 

何度も優しく言っているつもりでも

『もっと優しく〜』

って何度もダメ出しされました

 

 

 

それは私の母が

私を呼ぶときの癖と全く同じだからです

語尾を強めながら呼びます

 

優しく呼ぶってどういう風に?

って困ってしましました

 

するとカウンセラーの先生は

『じゃあ

私があなたの名前を優しく呼んでみます』と

 

 

『◯◯◯…』

何度も優しく…

私の名前を呼んでくれました

優しく…繰り返し…呼んでくれました

 

 

 

涙が出ました

心に響く…とても優しい呼び声でした

 

 

 

そう、

私はこんなに優しく呼ばれたことがなかったのです、本当は優しく接して欲しかったはず…

幼い私は優しさに飢えていたのでしょうね

 

大人になっても、他人には優しく出来ても

身内、夫、子どもたちには素直に優しくすることが出来なかった…

 

それは

私が幼少期から 身内の優しさには縁がなかった

 

良いこと、人に褒められること、勉強を頑張ったこと、をしても、褒めてもらったことがない

 

変に茶化したり、バカにされたりもした、怒りが込み上げてきたこともあった

父や母、兄弟、親戚に…

 

 

茶化されたりすると、

自分が恥ずかしくなり、

自己否定ばかりしていた、自分を愛してくれる人なんか何処にもいない…

自己評価の低い人間だった…

 

そう思っていた…

 

 

それは、

このカウンセリングでカウンセラーの先生によって、頑張っている自分を褒める

という大切さを教わった

 

自分のこと褒めるなんてした事がなかった私

 

 

心の中で何度も自分を褒めるが、何度も貶す自分がいたりして、非常に難しかった…

 

何となく自分を褒めるのが上手になってくると

夫や、娘たちにも自然と優しくなれた…

 

 

この頃

夫や娘たちから

 

『お母さん、カウンセリングに行ったら優しくなる』

と言ってくれていた

 

 

1週間に一度のカウンセリング

 

 

私はカウンセリングに行くのが楽しみだった

 

カウンセリングを受けると心も身体も楽になり暗かった心の中が軽くて、清々しい気持ちになった

 

その気持ちが1週間持つときと、

次女への対応で、爆発寸前まで怒りが抑えられなくなるときがあった…

 

 

その繰り返しで

今こうして私がいる

 

次女がいる

 

夫、長女がいる

 

私の大切な家族

 

 

 

 

 

そして今、現在

娘たちにも大事な家族がいる…