平凡なしあわせ

日常のありふれた毎日を綴ります

⑤カウンセリング娘と共に

 

 

次女は

高校3年生の3学期に体調壊した…

 

 

引きこもっている間

当然、通学が出来るわけもなく…せっかく頑張って通ってたのに、もう中退になってしまうのだろうか?

 

でも通学しなければ単位も取る事も出来ない

仕方がないのか…

 

 

 

そんな時

高校の担任教師からの提案で

 

『学校内でも◯◯さんは優秀でテニスも大会に出場するなど、頑張って来ていたのでこれは本当に特別な事ですが…学校側も単位を取るために何度か学校に来てもらい、教科プリントを提出していただければ、単位を取れるようにしてあげたいと思っています…』

次女が通っていた高校は

通信制の高校と連携しており通信制での卒業という事になるが了承してもらえるかと事前に言われていた

 

次女にとって、私たち家族にとっては

夢のような提案だった

 

 

しかし、この電車に乗って学校に行く

という行動が、そもそも難しく

 

電車に乗ると皆んなが私を見て笑ってる

 

怖い

 

吐きそうになる

 

目眩、頭痛

 

など様々症状が出てしまうため

私も一緒に母子登校の許しを得て通った

 

教室には当然入る事ができないため

特別教室を借りて教科プリントをするといった感じで、柔軟な対応をしていただいた

 

それも何時間も出来る訳もなく

1時間、多く2時間頑張ればいいほうだった

1週間に1回のペースで通った…

 

 

たまにクラスメイトに遭遇することもあったが

 

クラスメイトたちが、次女の顔を見るなり

 

本当にうれしそうに飛び跳ねながら

次女の周りを取り囲んだ

 

『◯◯〜!会いたかったよ〜!』

って仲良しな子たちが

 

うれしそうにしていた次女

 

 

そのクラスメイトたちとは

今、現在も交流があり仲良くしている

 

 

人はひとりでは生きていけない

 

 

心底そう感じた

 

次女も私も

いろんな人に助けていただいた…

そして、夫や長女がいるから

今あるしあわせがある

 

この頃、

私は やっとわかり始めたような気がする

 

 

しかし、次第に

週に一回の登校も出来なくなり

教科プリントを私が学校まで取りに行く事が続き、次女がプリントに目を向ける事も出来なくなった…

 

 

 

再び

学校に相談

 

担任教師からは

『大きな声では言えませんが…』

『お母さんや、お父さん、お姉さんがプリントしてもらっても大丈夫です!』

 

本当に本当に

すごい柔軟な提案でありがたった…

 

そんなズルイこといいのか?とも思ったが担任教師の提案をそのまま受け入れさせてもらった

 

 

 

家族総出で次女の学校の教科プリントに励んだ

 

 

その私たちの姿を見てなのか、

次女も体調不良と戦いながら懸命に教科プリントを仕上げた

 

 

どうしても高校は卒業したい

 

次女の願いを叶えてあげたかった

 

 

皆んなで四苦八苦しながら…

 

 

なんとか、なんとか…

 

なんとか…

 

無事に高校3年の春に卒業する事が出来た…