平凡なしあわせ

日常のありふれた毎日を綴ります

不安な心

 

この話は

数年前の次女と私たち家族の実話です

 

 

 

毎日、毎日どこで何をしているのかもわからない状態の次女…

 

携帯電話に電話、メールするも

返事もなく、折返しの電話もない… 

何度電話をしても…

 

事故にあってるんではないか?

不安と苛立ちが交差する日々だった

 

 

ある日ふらっと夜中に帰ってきては

カップラーメンや冷蔵庫の中の食料を食べた形跡があった…

 

 

あ、あ…生きていた

よかった…

 

 

一週間に一度は帰宅するようになったが

次女が帰って来るなり

『どこに行ってたん?電話に出てよ!』

と何度も責めるようにいう私

 

『もう!うるさいねん!』

とキレられる

 

そしてまた自室にこもり

また、フラフラとどこかに行ってしまう日々

 

 

カウンセリングでは

次女が家に帰って来なくなりました

何度メールや、電話をしても出てくれないと話すと…

 

『どうして何度も電話するんですか?一回すれば充分ですよ』

 

一回言えば、次女さんは解っています

何度も言うのは、お母さん自身な不安があるので何度も確認してしまうんですよ

 

と…

 

 

確かにカウンセラーの先生が言われるように

私自身に不安があるため、その不安を消そうと何度も執拗に電話をしていたように思う

 

 

次女は、回復した今

その私の執拗さがものすごく嫌いだった…と

言っている

 

 

心配で帰って来て欲しいのに

責める言い方をすれば

誰でも家には帰りたくない

 

もちろんそうだ

 

『優しく、本当に心配してる、帰って来て欲しいと言えばわかってくれますよ』

優しく物言いが出来ない私は

何度も優しく言えるようになるまで、心から優しく言えるように努力した…

 

 

カウンセリングの回数を重ねるたびに

 

家族からは

『お母さん、カウンセリング行くようになって本当に変わった、優しくなった』

と言われるようになった…

 

幼少期の寂しさや、悲しさをカウンセリングで癒されていたのでしょう

 

家族

夫、長女、次女

大切な家族

頭の中では解っていても、心では受け入れられない部分があったと思う…

 

 

私は昔から

他人の方がいろいろ助けてくれた、親身に相談に乗ってもらった…

実際にそうだった…

 

家族に相談や、本当に困った時に助けて欲しいと言ったことがなかった…

 

それは相談しても嫌な顔をされたり、困った顔をされたりしていたから…

 

でもそうだったからと言って

夫や子どもたちには関係のないこと

 

 

カウンセリングを受けて家族がこんなにも大切で大事で、かけがえのないものだったと思い知らされました…

 

 

 

次女の音信不通状態も少なくなり

出かける時は

『◯◯に行くから心配しないで、何度も電話しなくていいから』言って出かけるようになった…

 

 

少しずつ…少しずつ

次女との関わり方が変わってきた…

 

 

 

明るい光が少し見えた気がした…