平凡なしあわせ

日常のありふれた毎日を綴ります

⑥カウンセリング娘と共に

 

次女、彼氏との別れ

 

 

気持ちが不安定、目がうつろ、食欲がなくなる

毎日のように繰り返されるリスカ

 

夜中に起きるとリビングにいる次女…

泣きながら…

 

『どないしたん?』

 

『◯◯と別れた…おまえしんどいって…!もう面倒みられへん!って』

 

『私、こんなで生きていく意味あるん?お母さん!死にたい…!』

 

 

次女を抱きしめながら

 

『何いうてんの?私の大事な娘や!死んだらあかんで!死んだらあかん!』

 

この世の終わりのように…

狂ったように泣き叫ぶ次女

 

そう、幼子が迷子になった時のように不安気で親を探し求めて泣き叫ぶ姿に似ていた…

 

夜中の静けさの中で、ただ次女を抱きしめていた…

 

 

『大丈夫!大丈夫!お母さんがいるから…守ってあげるからね』

 

 

必死の思いで、震えながら、母娘で泣いた…

 

 

その後も、

次女の様子は変わらず体調不調は続く…

 

 

失恋ソングを聴いては涙がボロボロ…

 

ネットで知り合った人とメール、電話

 

突然、『出かける』って言うので

 

『どこに行くの?』

 

『ちょっと…』

 

で出て行ってしまう…

 

 

晩御飯の時間になっても帰って来ず、

電話を入れても無視

 

 

荒んだ次女が

次から次へと付き合う男性を変えていった…

 

 

埋められない心の隙間を、男性への依存心で埋めていたように思った…

 

 

しかしどんな男も

次女の執拗な依存心に心が離れていった…

 

 

また外に出れなくなる日々が続き…

お風呂に入らなくなり、髪の毛はカチカチになり強烈な臭いを発していた…

 

 

毎日『一緒にお風呂に入ってシャンプーしてあげるから』といっても首を横に振るばかり…

 

 

 

その状態が数ヶ月続いた…

 

 

何かが、次女の中で起こったのか?

【お風呂入るから頭洗ってくれる?】って

 

 

何度も何度も洗うが

固まった髪の毛がほぐれない…

頑張ってシャンプーする、

ちょっと泡立ってきた!って感じで何度も次女の髪の毛を洗う

 

 

流石に疲れたのか、お風呂から上がるとクタクタになっていた次女…

 

ドライヤーで次女の髪の毛を乾かす…

乱暴な私の手が次女の頭のあちこちに当たってしまい、【痛い!】を連発される

 

 

次女のいろんな事に関わろうとしては

失敗してしまう私

 

けれど

見放してしまうのは簡単なこと

今まで自分中心で子どもの心を蔑ろにしてた

 

 

 

言うのはその人の自由、

するのは相手の自由

 

 

よくカウンセラーの先生が言っていた言葉

 

 

こんな事を言えば、相手は傷付くのでないか?喜ぶのではないか?

と先回りして相手の考えを読み取ってしまう

実際は相手がどう考えてどのような行動をするのかはその人の自由…

 

私自身も相手の気持ちを読み取る癖があった…

 

 

次女は

私の何倍も、何倍も相手の気持ちを読み取る能力があった、相手の顔色、息遣い、目つき、喋り方など、いろんなところに精神を使い果たして疲れ果ててしまうという悪循環

 

特に

小さい頃からその人の心を読み取る能力があったのだろう

 

 

私が機嫌が悪く

イライラしている時は、何とかして面白いことをして笑わそうとしてた

 

それをイライラしている私が無視すると

すごく傷付いた顔をしていたのを覚えている

 

幼い次女の心は

深い傷を負ってしまっていたのだろう

 

 

毎日、過去を思い出し悔やんでいた私